2024年度からスタートから2ヶ月たちました

小学校の国語・算数

 小学校18年間の教員経験をしていて、1番学力の差が出るのは算数。たし算、ひき算、かけ算、わり算は算数・数学の基本です。そして、計算だけでなく思考力も求められます。割合、速さ、比等、子どもたちが苦手意識を持ちやすい単元も中学校での数学につながる大切な単元です。小学校教師の経験を生かし、算数の苦手をできる限り和らげる、もっと言えば、大好きな教科得意な教科になってもらえるよう日々、学び方・学ばせ方を伝えていきたいと思います。

 さらに今年度より算数と国語の授業がセットになりました。文法知識の獲得、語彙力の向上、そして初読の文章を読み取る読解力向上は、すべての教科の基礎になります。国語の力があるからこそ、他の教科も伸びるのだと思います。

 また中学校から始まる英語も毎年指導すれば指導するほど、小学校時代の国語の力が重要だと痛感しております。

この1年間、算数と国語と言う教科を通して、小学校の子どもたちの学力の底上げができることを楽しみにしております。

小学生の「自律 mini コース」の有用性について

 今年度より始まった「自律miniコース」。このコースは、小学3〜6年生の算数・国語の80分の授業後に30分間行っています。このコースを設置した目的は、その日に習ったことをきちんと定着させるためです。

子どもたちは授業を受けて「わかった!!」となっています。(そこを我々も目指していますので)ですが、それは知識としてわかっただけで、自分の力とはまだなっておりません。そのために「宿題(課題)」があるのです。きちんと自分の力で身につけようと思うと、自分自身で思考し、何度も何度も反復する必要があります。授業後すぐ、そして2〜3日間を空けて、間違えた問題を中心に反復して学習する。これが学力向上の鍵となります。

そういった最初の学力向上の1つ目のステップをこの自律miniコースで行うのです。宿題が最後まで終わらなくても、途中まで取り組んでいると、「やったら、できる」と子どもたちも感じていますので、家庭で学習に取り組むハードルを下げる効果もあります。また、授業では理解しきれなかったことをきちんと理解して帰っていただく点においても非常に価値があります。

 授業で習ったことをそのままにせず、定着させると言う経験は必ず中学校にも通じています。子供たちは口を揃えて言います。「わかるようになってきた」「楽しい」と。学習に近道や裏はありません。一人一人が着実にわからないところを残さず、その都度その都度、きちんと理解していってもらうことが自信につながり、自己肯定感の向上につながります。そして、社会で活躍する上においてもこのような力は、必ず子供たちの人生を支えてくれると信じています。

 大袈裟かもしれませんが、familiya学習塾が大事にしている「自律学習コース」は、これから子ども達が進んでいく100年時代を力強く生き抜くためにも、大いに役に立つことは間違いありません。決して単なる自習室ではなく、目標をもって時間を過ごし、生活習慣の向上を図れる自律コースは、これからもfamiliya学習塾の看板コースとして胸を張ってお勧めしていきたいと思っております。

 

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